手話~僕等のカタチ~




「じゃあなんで見てたの?」


いや、もう聞かなくていいだろ?



慎司は興味があることは質問攻めする癖がある。


結構……迷惑なんですけど。



ひょいっと出されたメモ帳を見ると、

『何を話しているのか見てたんです。』

と書いてあった。


どういうことだ…?



「へぇ~、面白いことするねぇ。
でも別にフツーに聞いてたらよくない?」



確かに慎司の言う通りだ。


そんな変なことしなくても…



だが、彼女が悲しく微笑んだ後に渡してきたメモ帳には、衝撃の事実が書かれていた。