手話~僕等のカタチ~




頼んだぞ。



「あっ、ちょっとダチがプレゼント探してるんですけどー。」



俺の代わりに慎司が話をする。



「彼女さんにですかぁー?」



その店員は、声は変わらないが少し棘の入った言い方をした。



「そうコイツベタ惚れで大好きな彼女にプレゼいっ!!
…いや、違います仲いい友だちにです。
(ごめんなさい調子乗りましただから足踏まないでぇ!!)」


「そうです、友だちです。
(この次はないからな。)」



俺もそう言うと、さっきよりもパァっと顔が明るくなった店員。



そしてさっきよりもサァーっと顔が青ざめた慎司。



「分かりましたぁ!
お友だちさんはどういうのがお好みですかぁー?」


「クマが好きです。」



慎司に任せず自分で言うことにした。



「そうなんですかぁ!
私はネコが好きなんですぅ!
ではこちらのコーナーになりまぁーす!」



あなたの好みは聞いてません。



なんとかそう言いそうになるのを堪え、案内された方へ向かった。