手話~僕等のカタチ~




ちゃっかり難関が俺らを待ち構えていたのだ。



いかにも女子が好きそうな店の目の前で立ち尽くし首を捻る俺たち。



どうすりゃいんだ、コレ…。


入るか、それとも否か。



ただでさえ入るだけでも躊躇うのに、もう店の雰囲気が「女子しか入れませんっ!!」オーラを出しているため、二人して首を横に振っている状態だ。



入るには一生分の勇気がいるかもしれない。



それは言い過ぎか(笑)



でもこんなとこでぐずぐずしてられない。



…よしっ。



「えっ、ちょっ、入るのっ!?」



足を一歩、踏み出した。



「……ど、どうも。」



案の定視線を一気に集める訳でして…



どうしたらいいか分からなくなり、なぜか挨拶をしてしまった。