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「はぁ…疲れた。」
「お、俺っちも…。」
すっかり忘れていた昼休み国語辞書運び事件がやっと片づき、今は慎司とショッピングモールに向かっている途中だ。
俺たちの国語科の主に古文を教えてくれる、内田 松悟郎(うちだ まつごろう)先生、通称うっちゃんとみんなから呼ばれている先生。
松悟郎というなんともイカツい名前をしているが、それは全くの無関係。
おじいちゃん先生で背は小さく、一本ハゲにぐるぐるメガネ、おまけにチョビひげで、周りにお花が咲いているようなほんわかした雰囲気を身に纏っている。
……なんと想像しやすい外見だろう。
まぁそんな個性豊かな先生に俺らは仕事を頼まれていた訳なんですが、それをすっかり忘れていたという……
その先にはやはり地獄というものがあるようで。

