手話~僕等のカタチ~




………?……



「…なぁ、智。
俺…なーんか忘れてるような気ぃするんだけど……。」


「偶然、俺もだ。」



「「……。」」



忘れては絶対にいけないことを二人して忘れてしまっている。



思い出せ…思い出せ……っ……



必死に頭を回転させ……



「「……あっ。」」



…ヤバイ、非常にヤバイ。



「「国語のうっちゃんに辞書運ぶの昼休みに頼まれてたんだった……。」」



…こういう風に気が合うのも、嫌いになれない理由の一つであるかように思えた。