手話~僕等のカタチ~




「おまたせ~、一年ぐらい待った~?(笑)」


誰が一年も待つかよ。



「だったら待たねぇで帰るわ。」

「え~俺っち寂しぃ~。」



俺はそのままスルーしてパンを食べ始める。



すると笹村が俺に聞いてきた。


【福岡くん、鼻血出したの?】

【えっ、なんで?】


逆に聞き返す。



あの現場を見てたのか…?


だが彼女が指さした先には…



あー、そういうことか。


笹村が分かった理由。

それは慎司の鼻に、俺のだと思われるティッシュが詰めてあったから。