次から次へと開花する花火。


笹村はそれをじっと静かに、少しだけ微笑みながら眺めていた。



その姿は見入ってしまうほど、儚く綺麗だった…



…今想いを伝えなくて良かったかもしれない。


でもまた、そのときが来たら、俺、ちゃんと言うよ。



キミに言うから。




『好きだ』って…




だから。




キミも『好き』って言ってよな。




その綺麗な笑顔を浮かべながらさ…__