手話~僕等のカタチ~




「どうした?お兄ちゃん。」

「い、いえ…焼きそば2つください。」

「へいよー、300円ねー。」

「はい。」


小銭をおじさんに渡す。



「あんれ、よーく見たらお兄ちゃんはイケメンで、後ろのお嬢ちゃんはべっぴんさんやないの。もしかしてカップルかい?」


お嬢ちゃん…?



どうやら笹村のことらしい。


だが今その"お嬢ちゃん"は隣の屋台の金魚すくいを見て目を輝かせていて、こちらの話には全く気づいてない。



「いや~、青春はいいね~。
よし、そんな二人に、おいちゃんから焼きそば1つおまけね!」


そう言いながら、元々焼きそばが2つ入ってた袋にもう1つ入れるおじさん。