あっぷるぱい 〜甘酸っぱい恋の味〜





「次、空だぞ」



海の声に我にかえる。



「松咲空です。中学のころはバスケ部でしたが、今日からマネージャーとして頑張ります!!!」





言い切って、周りを見るとみんなニヤニヤしてあたしと海を見ている。




「ねー。空と三木くんはラブラブなのー??」




陽夏がニヤニヤして聞いてくる。




「え??ちょ、なんでそーなるの?」



内心どうようしながらも逆に聞き返す。



「えー。だって、2人とも仲良いじゃんー??」



龍先輩も言ってくる。



「そんなんじゃないっすよ。」



海の声が体育館に響き、シーンとする。



「空は…ただ…同中だっただけです。」



海はは周りに何も言わせないような冷たいけど優しい声で言う。



「な??」



海がこっちを見て言うから…



「う、うん。」



「龍さん。あとちょっとで終わりますよ。」



そういって、あごで時計をさす。



「お、おう。」



龍さんもあわてて立ち上がり終わりのあいさつをする。



「きおつけー礼っ。」



「「ありがとーございましたー」」



あいさつが終わるとドーーーっと疲れてきた。



また、ウソ言っちゃった。



あたしは海が好きだよ。



好きなんだ。本気で。



諦めることも、告白することも出来ないあたしは、海からしたらどう見えてるんだろう。



うざい??きもい??



そーだよね。きっとそう思ってる。



あたしなんかのこと絶対…絶対…好き…じゃない。



あたしは海が…大好きなんだ。



声も笑った顔も・考えてる顔も。



全部、全部、好き。大好き。



でも、海は気づかないんだね。



こんなに好きなのに。



気づいてよ…バカ海。



やっぱり、気づかないで。



でも、気づいて…。



あたしの心の中はめちゃくちゃです。