こっから何mもはなれている場所にゴールするなんてムリだ。
「ムリ…です。」
そう言って先輩を見る。
「入ったら、おわりにしてやるよ。」
「え??」
「腕立て。」
「陽夏…。」
陽夏は一生懸命腕立てしてる。
でも、無理だよ…。
「頑張れ、頑張れ、そーら。」
能天気な海の声が耳に飛び込んできた。
「かい…。」
泣きそうな顔で海を見る。
「そら。思い出せ。」
海が口を開けて、あたしに悟すように話しかける。
「入るがどうかじゃなくて、打つかどうかだろ。」
海は自信を持った顔で言い切った。
「お前なら…できる。」
「空…。」
優の声が聞こえる。
「頑張って。」
その声にしっかりうなずいて、大きくふりかぶる。
おもっいっきりボールはあたしの手から離れていった。
そして…
パサッ
「…。」
「よっしゃーーーーーー!!!!!!!」
海の大声で我にかえる。
「入った…。」
ほっとして陽夏を見る。
汗だくの顔で陽夏は言った。
「さすが…だね。」
「合格だ。」
コオリの目の先輩は今までとは全然違うやさしい顔であたしたち3人を見た。
「ただし…」
先輩は口を閉じた。
「マネージャーとして。な??」
「はいっ!!」
こうしてあたしたちは3人は無事??男子バスケ部に入部しました!!!
