「わーーーー。」
そこには汗をかきながら、楽しそうにプレーをする先輩達がいた。
パサッ
「きゃーーーー!!」
女の子たちの高い声が聞こえた。
「あそこなんだろ・・・・。」
優が呟く。
「いってみよ・・・・!!」
陽夏があたしたちの手を取って走り出す。
「スゴい・・・・。」
女の子たちが集まっていた所は、男子バスケ部のコーナーだった。
三つのリングに向かって次々にシュートを打っている。
「あの人・・・・。」
隣で優が声を漏らす。
「ん?? どしたの??」
あたしが訊くと
「え? うそ。聞こえた?」
優の顔が真っ赤になる。
「・・・あ。もしかして。」
陽夏が言いかけると・・・
「あー!! 言わないで!!」
陽夏の口を必死に塞ぐ優。
「好きなんだー!」
あたしは優の顔を見る。
「そらー! いうなっつーの!」
優が珍しく怒っている。ていうか、照れてる?
「あーーー!かっこいいなって思ったんだー!」
陽夏も気付いたみたいだ。
「陽夏ーー!!」
「好きじゃないの??」
あたしは優の顔を見る。
優は下を向いてだまったまんま。
「すき・・・?っていうか、かっこいいなって・・・。」
優は真っ赤になった顔を上げて呟いた。
「ひとめぼれじゃん!」
あたしと陽夏は顔を見合わせて笑う。
「ひとめぼれじゃん。」
「三人だけの秘密・・・ね?。」
優はまた下を向いた。
「よーし!! そうときたらー!!」
陽夏はまたあたしと優の手を握ると走り出した。
そして、女の子たちをかき分けていく。
