「優、なぜだ?」

「私は人間だから…。」

「君はまだ自分を人間だと思っているのか?」

優は頷く。

僕は、自分の手首を切った。


「紅蘭様!?」

「ほら、飲むんだ。」

「嫌です。」

僕は、自分の血を口に含み、口移しで飲ませた。