優の家が、火事になったらしい。



優の家に行ってみた。


優は、僕を見て怯える。



「あなたが…あなたがしたの?」



「そうだよ。君を手に入れる為に。」


「何で…」


「こうでもしないと、君が手に入らないからだよ。少し眠ってて…。純血の姫、優…」


首筋に、牙を突き立てる。君は、顔を歪め、気を失ったようだ。君の過去は消しておこう。僕だけを見てくれればいい…