「ほら、きのうのみかんだよ。」 わあ、きれいないろ… 「これ、なあに?」 「これは、ともだちみかん だよ。」 「なにそれ〜」 「もってると、ともだちができる、 まほうのみかんだよ。」 「ふーん…。おいしいの?」 「それは、たべてみないと わからないんだよ。 じゃあ、またあしたもあげるね、 みかん。」 「ねえ、まってよう!」 おばあさんは、いっちゃった。