君しかみてないよ


--終学活--


終わったー!



あ。部活か。泣



バスケ部。めっちゃ弱いけど。



人数が少なく、人間関係が激しい。




だから部活無い日は超絶ハッピー☆!




はぁ。重い気持ちで階段を降りる。



あー。着替えるまえに予定見に行こー




えーっとバスケ部…



ーOFFー



…!!


よっしゃー!




思わずガッツポーズしちゃった。ww



だれも見てないよね?




「ふ…ぷっあはっはははー!ww」




この笑い声…




ふりかえると龍樹が!




「そんなにうれしい?ww」



え…見られてたの…!



動揺しているうちに龍樹が近寄ってきて。


「一緒に帰る?ww」




とか、耳元で囁くから。顔真っ赤!///




「え…う、嘘でしょ…ww」




そ、そーだよね。冗談だよ。
あ、あ、あははー(^^;;





「冗談じゃないよ?
俺今日一緒に帰る人いなくてさー。」




こいつ…なに部だっけ?


……あー。バレー部の幽霊部員か…




もうそろそろ、野球部に入るらしい。




「あれ?いつも帰ってる子は?
えーっと2組のー…」



「亮介?」


そうそう。髙橋亮介(たかはしりょうすけ)。女子にめちゃくちゃモテる。


「あいつは彼女と帰るんだってー。」


「えっ!彼女ぉぉぉー?」


そりゃいるよね。あんなかっこよくて、
サッカーがうまかったら。

でもそれ言っちゃっていいの?


「やっば!口が滑った!」



あーこれは言ってはいけなかったパターンだな。


あぁ・・・聞かなかったことにしよう。



「ふぅーん。そーなーんだ。」


普通に。平常心。



「えっ!!」



「なに?」



「いやー普通女子だったらさー。キャー!!まじ!?
とか言いそうだったから。」


「へーwwお望み通りにしてあげましょうか?」


「やめてーーww」


「はいはい。んじゃね。」


「えー待って待って!!帰ろうって言ったじゃん」


「本気だったの?」


「マジだよー。」


まじか。おい、まじか。
本気だったのー
は、は、恥ずかしすぎる・・・。
はぁ・・・。顔には出さないように緊張・・・。



で、結局一緒に帰りました・・・。