「エムうさぎちゃん。 あの言葉気になってるんでしょ? 俺の絵は。 あいつを超える道具って言う。」 敬太さんは 悲しそうな瞳で私を見る。 「俺は 父さんを越えなくてはいけない。」 「え…?」 「だから…。」 敬太さんは それだけ言うと私から離れる。 「敬太さん…。」 「エムうさぎちゃん。 おやすみ。」 敬太さんは それだけ言うとベッドの中に入って行ったのであった。