「ゆーうー!」
「だーかーら!もう少し静かにしろって!」
相変わらずうるさい真琴に
俺は不機嫌オーラ満載で言った
「ごめんごめん!それより、竜くんの所行こうよ!」
「何で俺が行かなきゃなんねえんだよ」
つか、行ったって何もする事ねぇし
話す事もねぇし
「いいからいいから!ほら、行くよ!」
「お、おい!引っ張んなよ!」
俺は真琴に無理やり連れて行かれ
俺がそこで見た光景は
「…………何か仲良さそうだな、あいつら」
楓夏と相川が楽しそうに話している所だった
いつの間にそんなに仲良くなったんだよ
「楓夏ちゃんと話してるね、竜くん。何かすごく楽しそう!」
「…………はぁ…俺やっぱ帰るわ」
「え?!ちょっと!」
俺は真琴の言葉を無視し
教室へと戻った
あんな光景見てられっかよ
人の気も知らねぇで…
まぁ、言ってない俺が悪いんだけど
なかなか言えねぇんだよ
俺が楓夏に告白しない理由
それは、俺がまだ弱い奴だからだ
こんなんじゃ楓夏を守ってやれない
だから俺は、ちゃんと楓夏を守れるようになってから告白しようと
そう考えている
だからまだ告白出来ない
「…でも…のろのろしてると取られちまうよな…」
あまりゆっくりしていられない
相川って奴に取られるわけにはいかねぇんだよ
「…もう少しだけ待っててくれ…楓夏」
俺が楓夏をこの手で守れるようになるまで
もう少しだけ…待っててくれ
「でも、それまでに取られたらどうしよう」
今まで大丈夫大丈夫って油断してきた
楓夏はあまり男子と関わらなかったから
でも今回は危ない
相川とあんなに仲良さそうに話してたし
楓夏が相川を好きになってもおかしくはない
あいつイケメンだし、何か優しそうだったし
「はぁ…ダーメだ…」
俺はなぜか悲しくなり
机に顔を伏せた
楓夏はどうすれば俺に振り向いて
くれるんだろうか
どうすれば俺を幼なじみじゃなくて
一人の男として見てくれる?
そんな事を考えながら
俺は目を閉じた
「だーかーら!もう少し静かにしろって!」
相変わらずうるさい真琴に
俺は不機嫌オーラ満載で言った
「ごめんごめん!それより、竜くんの所行こうよ!」
「何で俺が行かなきゃなんねえんだよ」
つか、行ったって何もする事ねぇし
話す事もねぇし
「いいからいいから!ほら、行くよ!」
「お、おい!引っ張んなよ!」
俺は真琴に無理やり連れて行かれ
俺がそこで見た光景は
「…………何か仲良さそうだな、あいつら」
楓夏と相川が楽しそうに話している所だった
いつの間にそんなに仲良くなったんだよ
「楓夏ちゃんと話してるね、竜くん。何かすごく楽しそう!」
「…………はぁ…俺やっぱ帰るわ」
「え?!ちょっと!」
俺は真琴の言葉を無視し
教室へと戻った
あんな光景見てられっかよ
人の気も知らねぇで…
まぁ、言ってない俺が悪いんだけど
なかなか言えねぇんだよ
俺が楓夏に告白しない理由
それは、俺がまだ弱い奴だからだ
こんなんじゃ楓夏を守ってやれない
だから俺は、ちゃんと楓夏を守れるようになってから告白しようと
そう考えている
だからまだ告白出来ない
「…でも…のろのろしてると取られちまうよな…」
あまりゆっくりしていられない
相川って奴に取られるわけにはいかねぇんだよ
「…もう少しだけ待っててくれ…楓夏」
俺が楓夏をこの手で守れるようになるまで
もう少しだけ…待っててくれ
「でも、それまでに取られたらどうしよう」
今まで大丈夫大丈夫って油断してきた
楓夏はあまり男子と関わらなかったから
でも今回は危ない
相川とあんなに仲良さそうに話してたし
楓夏が相川を好きになってもおかしくはない
あいつイケメンだし、何か優しそうだったし
「はぁ…ダーメだ…」
俺はなぜか悲しくなり
机に顔を伏せた
楓夏はどうすれば俺に振り向いて
くれるんだろうか
どうすれば俺を幼なじみじゃなくて
一人の男として見てくれる?
そんな事を考えながら
俺は目を閉じた

