教室を出た俺の足は
迷う事なく楓夏の教室へと向かっていた
「楓夏〜!」
教室についた俺は
いつものように楓夏を呼んだ
俺の声に気づいた楓夏は
不思議そうな顔をして俺の方へと
駆け寄ってくる
「どうしたの?雄…」
「今、暇か?」
「え?どうして?」
「ちょっと…話があるんだ。いいかな?」
「…うん…いいけど…」
「ここじゃあれだから、屋上で」
そう言って俺は
楓夏を連れて屋上へと向かった
屋上に行くまでの間
俺たちの間に会話はない
いつもなら俺が話しかけるんだけど
今の俺はそれどころじゃない
これから楓夏に告白する
その事で頭がいっぱいで…
緊張のあまり
何を話せばいいか分からないんだ
屋上に着いた俺たちの間には
しばらく沈黙が続いていた
呼んだの俺なのに…
何やってんだ俺…
しっかりしろよ…
小さく深呼吸をして
俺は静かに口を開いた
「あのさ…楓夏…」
「どうしたの?」
「楓夏に言いたい事があるんだ」
「…言いたい事?」
「うん。聞いてくれるか?」
「…うん…」
ずっと言えなかった…
ずっと心の中にしまいこんでた…
この思いを…
今やっと…
君に伝えるよ…
叶わない事は分かってるけど
でも…後悔したくない
後から後悔したって遅いから…
だったら今…伝えてしまおう
「俺…」
俺の口から出た声は
情けないくらい震えていた
「…ずっと…ずっと前から…」
初めて君に会った時から…
ずっと君だけを思い続けてきた…
やっと…やっと言えるんだ…
ずっと伝えたかった言葉を今…
君に伝えるよ…
「…楓夏の事が…好きなんだ…」
迷う事なく楓夏の教室へと向かっていた
「楓夏〜!」
教室についた俺は
いつものように楓夏を呼んだ
俺の声に気づいた楓夏は
不思議そうな顔をして俺の方へと
駆け寄ってくる
「どうしたの?雄…」
「今、暇か?」
「え?どうして?」
「ちょっと…話があるんだ。いいかな?」
「…うん…いいけど…」
「ここじゃあれだから、屋上で」
そう言って俺は
楓夏を連れて屋上へと向かった
屋上に行くまでの間
俺たちの間に会話はない
いつもなら俺が話しかけるんだけど
今の俺はそれどころじゃない
これから楓夏に告白する
その事で頭がいっぱいで…
緊張のあまり
何を話せばいいか分からないんだ
屋上に着いた俺たちの間には
しばらく沈黙が続いていた
呼んだの俺なのに…
何やってんだ俺…
しっかりしろよ…
小さく深呼吸をして
俺は静かに口を開いた
「あのさ…楓夏…」
「どうしたの?」
「楓夏に言いたい事があるんだ」
「…言いたい事?」
「うん。聞いてくれるか?」
「…うん…」
ずっと言えなかった…
ずっと心の中にしまいこんでた…
この思いを…
今やっと…
君に伝えるよ…
叶わない事は分かってるけど
でも…後悔したくない
後から後悔したって遅いから…
だったら今…伝えてしまおう
「俺…」
俺の口から出た声は
情けないくらい震えていた
「…ずっと…ずっと前から…」
初めて君に会った時から…
ずっと君だけを思い続けてきた…
やっと…やっと言えるんだ…
ずっと伝えたかった言葉を今…
君に伝えるよ…
「…楓夏の事が…好きなんだ…」

