「…いい感じにカップルっぽいな…こいつら」
登校中、楓夏と竜の後ろを歩いていて
ふと思った
この2人、はたから見たら
カップルに見えると思う
楽しそうに話しながら笑い合っている2人
美男美女だから尚更いい感じに見える
「…うらやましいよ…お前が…」
俺は聞こえないように小さな声で
竜を見ながらそう呟いた
俺もお前みたいになりたいよ
楓夏の隣を堂々と歩けるようになりたい
楓夏の彼氏ですって
一度でいいから言ってみてぇよ…
前を歩く2人を交互に見ながら
俺はそんな事を考えていた
それからしばらくして学校に着いた
生徒玄関で靴を履き替え
それぞれの教室へ向かう
「じゃあな、2人とも」
「…あ、うん!」
俺は楓夏達と別れ
自分の教室へと入った
そして自分の席に座り
空を眺めた
「…お似合いだったな…あいつら」
俺の入る隙なんてなかった
入ろうとも思わなかったけど
完全に2人だけの世界が出来てた
誰にも邪魔させないように
俺も楓夏とそんな風に…
なーんて…最近こんな事ばっか考えてしまう
「ダメだな…俺」
「…何がダメだって?」
「うわぁ?!ま、愛斗!いつからいたんだよ!」
「何だよ、いちゃ悪いか?」
いつからそこにいたのか分からないが
愛斗が俺の前に座っていた
今の…聞かれたよな?
「…んで?何難しい顔して考え込んでたの?」
「そんな難しい顔してたか?」
「してたしてた」
「えー?うっそだ〜」
愛斗とは昨日の事があるため
若干気まずい
俺の泣き顔見られたし…
しかも、こいつ俺が楓夏の事好きだって事
知ってたからな…
さらに気まずい
「はーい。みんな席ついてー!HR始めるよー」
ナイスタイミングで担任が入ってきた
愛斗は納得がいかないと言いたそうな顔をしていた
しぶしぶ前を向いてくれたけど
俺は相変わらず話など聞かず
窓の外を眺めていた
楓夏と竜の事を思い浮かべながら…
登校中、楓夏と竜の後ろを歩いていて
ふと思った
この2人、はたから見たら
カップルに見えると思う
楽しそうに話しながら笑い合っている2人
美男美女だから尚更いい感じに見える
「…うらやましいよ…お前が…」
俺は聞こえないように小さな声で
竜を見ながらそう呟いた
俺もお前みたいになりたいよ
楓夏の隣を堂々と歩けるようになりたい
楓夏の彼氏ですって
一度でいいから言ってみてぇよ…
前を歩く2人を交互に見ながら
俺はそんな事を考えていた
それからしばらくして学校に着いた
生徒玄関で靴を履き替え
それぞれの教室へ向かう
「じゃあな、2人とも」
「…あ、うん!」
俺は楓夏達と別れ
自分の教室へと入った
そして自分の席に座り
空を眺めた
「…お似合いだったな…あいつら」
俺の入る隙なんてなかった
入ろうとも思わなかったけど
完全に2人だけの世界が出来てた
誰にも邪魔させないように
俺も楓夏とそんな風に…
なーんて…最近こんな事ばっか考えてしまう
「ダメだな…俺」
「…何がダメだって?」
「うわぁ?!ま、愛斗!いつからいたんだよ!」
「何だよ、いちゃ悪いか?」
いつからそこにいたのか分からないが
愛斗が俺の前に座っていた
今の…聞かれたよな?
「…んで?何難しい顔して考え込んでたの?」
「そんな難しい顔してたか?」
「してたしてた」
「えー?うっそだ〜」
愛斗とは昨日の事があるため
若干気まずい
俺の泣き顔見られたし…
しかも、こいつ俺が楓夏の事好きだって事
知ってたからな…
さらに気まずい
「はーい。みんな席ついてー!HR始めるよー」
ナイスタイミングで担任が入ってきた
愛斗は納得がいかないと言いたそうな顔をしていた
しぶしぶ前を向いてくれたけど
俺は相変わらず話など聞かず
窓の外を眺めていた
楓夏と竜の事を思い浮かべながら…

