「…お前、足速いよな」
「…そうか?お前の方が速いと思うけど」
「見た目全然速そうじゃねぇのに、意外と速くてビビった」
「おいおい…失礼な奴だな、お前」
「いや、だってさ眼鏡かけてるし?真面目そうなイメージしかなかったからさ」
眼鏡かけてるからって
誰しも真面目とは限らねぇぜ…竜くんよ
「俺は真面目じゃねぇけどな。勉強とか出来ねぇし」
「…嘘つけ。ふうが言ってたぞ?雄はあー見えてめっちゃ頭いいって」
「いや、ねぇから!」
どっちかというとバカの部類だと思う
テストの点数とかクソだし…
「…でもお前、体弱いんだってな。ふうから聞いた」
「…まぁ弱い方だな」
楓夏…何こいつにいろいろ教えちゃってんの…
俺が寝てる間に何話してたんだよ、お前ら
「…お前、強そうに見えて実は弱いタイプだよな」
「何それ、ひどっ!」
「いや、別にお前をけなしてる訳じゃない。ただ、よく無理して笑う奴だなって思ってさ」
「……………」
それも楓夏から聞いたのか?
俺は無理なんか…してねぇよ
「…俺に気を使う必要ねぇから。だから無理に笑顔を作らなくたって…」
「竜。俺は無理なんかしてねぇから」
俺は竜の言葉を遮り
そう言った
「…俺は笑いたいから笑ってんだよ。無理してなんかねぇ。笑顔作ってなんかねぇよ」
「………本当か?」
「あぁ、本当だよ」
無理なんかしてない
そう自分に言い聞かせた
無理はするためにあるもの
俺はそう思ってる
だから…別に少しくらい無理したって
俺は平気なんだ
「…じゃあ、その言葉信じる」
「おう!そうこなくっちゃな!」
竜は意外と鋭い
俺の全てを見抜かれてそうで…怖い
俺はあとどれだけ君に
嘘をつくのだろう…
「…つか、お前教室戻んなくていいのかよ」
「あぁ、大丈夫。先生知ってるから」
「着替えくらいしときゃよかったのに」
「…だって、めんどくせぇんだもん」
はぁ…本当めんどくさがりだな
まぁ俺もだけど
「…俺の着替え教室だよな?」
「多分。でも高梨が持ってきてくれるんじゃね?お前もう帰るんだし」
「…そうか。愛斗なら…って、え?!帰る?!」
待て待て待て待て
俺、4時間目から出ようと思ってたんだが?
「当たり前だろ。そんな体で今日一日もつのかよ」
「……いや…それは…」
「お前が起きたら早退させるって、保健室の先生が言ってたぞ」
マジかよ…早退か
まぁ、確かにこのままの体調じゃ
6時間目までもたねぇかもな
「…分かった分かった。素直に帰ります」
「じゃあ俺、先生呼んでくるわ」
そう言って竜は保健室から出て行った
それから数分後、先生が来て
俺は早退する事になり
制服やらカバンやらを竜が取りに行ってくれた
俺はフラフラしながら
制服へと着替えた
そして、母さんが迎えに現れ
俺は学校をあとにした
帰りの車の中で
俺は空を見ながらいろいろ考えた
楓夏の事、竜の事
ふと頭に浮かんだのは
2人が幸せそうに笑っている光景
その光景を見たとき
俺は胸が苦しくなった
俺のこの思いが届くことは
ないのだろうか…
そんな事を思いながら
俺は目を閉じた
「…そうか?お前の方が速いと思うけど」
「見た目全然速そうじゃねぇのに、意外と速くてビビった」
「おいおい…失礼な奴だな、お前」
「いや、だってさ眼鏡かけてるし?真面目そうなイメージしかなかったからさ」
眼鏡かけてるからって
誰しも真面目とは限らねぇぜ…竜くんよ
「俺は真面目じゃねぇけどな。勉強とか出来ねぇし」
「…嘘つけ。ふうが言ってたぞ?雄はあー見えてめっちゃ頭いいって」
「いや、ねぇから!」
どっちかというとバカの部類だと思う
テストの点数とかクソだし…
「…でもお前、体弱いんだってな。ふうから聞いた」
「…まぁ弱い方だな」
楓夏…何こいつにいろいろ教えちゃってんの…
俺が寝てる間に何話してたんだよ、お前ら
「…お前、強そうに見えて実は弱いタイプだよな」
「何それ、ひどっ!」
「いや、別にお前をけなしてる訳じゃない。ただ、よく無理して笑う奴だなって思ってさ」
「……………」
それも楓夏から聞いたのか?
俺は無理なんか…してねぇよ
「…俺に気を使う必要ねぇから。だから無理に笑顔を作らなくたって…」
「竜。俺は無理なんかしてねぇから」
俺は竜の言葉を遮り
そう言った
「…俺は笑いたいから笑ってんだよ。無理してなんかねぇ。笑顔作ってなんかねぇよ」
「………本当か?」
「あぁ、本当だよ」
無理なんかしてない
そう自分に言い聞かせた
無理はするためにあるもの
俺はそう思ってる
だから…別に少しくらい無理したって
俺は平気なんだ
「…じゃあ、その言葉信じる」
「おう!そうこなくっちゃな!」
竜は意外と鋭い
俺の全てを見抜かれてそうで…怖い
俺はあとどれだけ君に
嘘をつくのだろう…
「…つか、お前教室戻んなくていいのかよ」
「あぁ、大丈夫。先生知ってるから」
「着替えくらいしときゃよかったのに」
「…だって、めんどくせぇんだもん」
はぁ…本当めんどくさがりだな
まぁ俺もだけど
「…俺の着替え教室だよな?」
「多分。でも高梨が持ってきてくれるんじゃね?お前もう帰るんだし」
「…そうか。愛斗なら…って、え?!帰る?!」
待て待て待て待て
俺、4時間目から出ようと思ってたんだが?
「当たり前だろ。そんな体で今日一日もつのかよ」
「……いや…それは…」
「お前が起きたら早退させるって、保健室の先生が言ってたぞ」
マジかよ…早退か
まぁ、確かにこのままの体調じゃ
6時間目までもたねぇかもな
「…分かった分かった。素直に帰ります」
「じゃあ俺、先生呼んでくるわ」
そう言って竜は保健室から出て行った
それから数分後、先生が来て
俺は早退する事になり
制服やらカバンやらを竜が取りに行ってくれた
俺はフラフラしながら
制服へと着替えた
そして、母さんが迎えに現れ
俺は学校をあとにした
帰りの車の中で
俺は空を見ながらいろいろ考えた
楓夏の事、竜の事
ふと頭に浮かんだのは
2人が幸せそうに笑っている光景
その光景を見たとき
俺は胸が苦しくなった
俺のこの思いが届くことは
ないのだろうか…
そんな事を思いながら
俺は目を閉じた

