時は流れ
あれから、もう10年以上たった
俺と楓夏は高校2年生になり
もう大人へと近づいていた
「おはよ!雄!」
「おぉ!楓夏!おはよ!」
俺と楓夏は同じ高校に通っている
クラスは離れちったけど
「雄、相変わらず元気そうでよかったよ」
「何だいきなり。俺はいつでも元気だっての!」
「そうだね!元気だけが取り柄だもんね」
「おうよ!」
いつものように話しながら学校へ向かう
俺はこの時間が好きだ
楓夏と一緒にいれるだけで
俺は嬉しいんだ
幼なじみとしてそばにいれるだけで…
例えこの思いが届かなくても
楓夏の笑顔さえ見れれば
俺はそれでいい
「お?!朝からリア充はっけーん!」
そうハイテンションで話しかけてきたのは
俺の中学からの親友であり、クラスメイトの高梨愛斗だった
「愛斗、朝からうっせぇぞ」
「何だよー!照れちゃって〜!このこの〜!」
「照れてねぇって!」
いつもこんな感じで俺に構ってくる
だけどこいつはいい奴で、俺は信用してる
「あ!ふうちゃん、おはよ〜!」
「あ、おはよ!」
「今更かよ!」
「ナイスツッコミ!いただきました!」
何がいただきましただ
ったく…こいつの脳みそどうなってんだか…
「てかさ、ふうちゃんもよく飽きないよね?毎日雄と一緒に登校してさ、つまんなくない?大丈夫?」
「お前…それ軽く傷つくからな」
まぁ、確かに…気になってはいたけど
小学校の頃からそうだったから
なかなかくせが抜けねぇんだよな…
でも楓夏…本当はどう思ってるんだろ
「全然、飽きないよ?だって雄と毎日こうして登校するの楽しいから」
「ほほぉ〜!それならいいや!よかったね、雄!」
「お、おう」
俺と登校するの楽しいのか…
そんな事思っててくれたんだな
何かすげぇ嬉しい
「ゆーうくん?顔がニヤケてますよ?」
「ニヤけてねぇし!」
とか言いつつ本当はニヤけてたけど
だって、嬉しすぎて…
何か変な錯覚しちまいそうで
怖くなるんだよ、たまに
俺はそんな思いを心の中にそっとしまいこみ
学校へと向かった
あれから、もう10年以上たった
俺と楓夏は高校2年生になり
もう大人へと近づいていた
「おはよ!雄!」
「おぉ!楓夏!おはよ!」
俺と楓夏は同じ高校に通っている
クラスは離れちったけど
「雄、相変わらず元気そうでよかったよ」
「何だいきなり。俺はいつでも元気だっての!」
「そうだね!元気だけが取り柄だもんね」
「おうよ!」
いつものように話しながら学校へ向かう
俺はこの時間が好きだ
楓夏と一緒にいれるだけで
俺は嬉しいんだ
幼なじみとしてそばにいれるだけで…
例えこの思いが届かなくても
楓夏の笑顔さえ見れれば
俺はそれでいい
「お?!朝からリア充はっけーん!」
そうハイテンションで話しかけてきたのは
俺の中学からの親友であり、クラスメイトの高梨愛斗だった
「愛斗、朝からうっせぇぞ」
「何だよー!照れちゃって〜!このこの〜!」
「照れてねぇって!」
いつもこんな感じで俺に構ってくる
だけどこいつはいい奴で、俺は信用してる
「あ!ふうちゃん、おはよ〜!」
「あ、おはよ!」
「今更かよ!」
「ナイスツッコミ!いただきました!」
何がいただきましただ
ったく…こいつの脳みそどうなってんだか…
「てかさ、ふうちゃんもよく飽きないよね?毎日雄と一緒に登校してさ、つまんなくない?大丈夫?」
「お前…それ軽く傷つくからな」
まぁ、確かに…気になってはいたけど
小学校の頃からそうだったから
なかなかくせが抜けねぇんだよな…
でも楓夏…本当はどう思ってるんだろ
「全然、飽きないよ?だって雄と毎日こうして登校するの楽しいから」
「ほほぉ〜!それならいいや!よかったね、雄!」
「お、おう」
俺と登校するの楽しいのか…
そんな事思っててくれたんだな
何かすげぇ嬉しい
「ゆーうくん?顔がニヤケてますよ?」
「ニヤけてねぇし!」
とか言いつつ本当はニヤけてたけど
だって、嬉しすぎて…
何か変な錯覚しちまいそうで
怖くなるんだよ、たまに
俺はそんな思いを心の中にそっとしまいこみ
学校へと向かった

