紅蓮の炎

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「金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金えええええぇえええええええ!!!!!」


だが叫んでいる言葉は凄まじい執着心に溢れている。
特に後半

でも、しっかり見てみると、

まるで豹かのように素早くスラリとしなやかに、優美に障害を抜き去り確実に地へと沈め、獲物を弄る(財布を取り出す)




その手には最初持って来ていた武器など、
          誰も手にしていなかった。











その場に残ったのは英人と健太だけ。

頭を抱えて唸っている英人と、パンサーを優しくも少し困った様子の微笑みで見守る健太だけだった。


「あぁ…、俺が悪いのか…?
俺の教育の仕方が悪かったのか…?」


ブツブツ言っていて英人に総長が苦笑いを浮かべ、戸惑いがちに声をかけた。


「英人、すまねぇな」


総長の声を聞き、スっと顔をいつもの冷たい印象を与えるような無表情に戻す。
顔も整った造りだから余計に冷たさを感じさせた。

本人は別に冷たく接しようとしている訳じゃないが生まれつきの顔で英人も気にしている。と、後になって健太からそうきいた。


「いいえ。こちらこそ、うちのチームがすみません…」


申し訳なさそうに顔を歪め少し頭を下げる。
そんな英人に総長はハハっと楽しげに笑った


「賑やかなチームじゃないか」