紅蓮の炎


北が撤退を始めたせいで敵が一気に減っていった。
そのせいで今まで個々で倒してスっていたのに敵がいなくなったせいでパンサー内でどちらが先に敵を多く倒しカードを手に入れるか。という戦いが勃発。


「ぐあぁああぁぁぁぁああああぁぁ!!!」

「ドンマイ☆浩二」

「大悟!ここは引くんだ…!」

「朔夜、それは無理な相談や。譲れへん…!
俺今月お前らのせいで金欠なんや!!」

「それは大悟がカケに負けたから仕方ない!」

「僕も、今月はお金ないんだもん…!」

「真守、お前がもんとか言ったら誰かさんと違って可愛い…っ!!」

「それ俺に言ってんのか?あ゛?」

「お回りさーん!ここにイタイケナ美少年を鼻息荒くhsprしてる変態がいまぁーす」

「逮捕だ逮捕!!罰金としてお前の持ってるカード全てよこせ」

「お前そっちが狙いだろ」

「おい佐助!お前横から引っ張んなし!!」

「俺今月こそ裏山の松の木ばあちゃんから買い取るし!」

「こんなもんで買えるか!!」

「つーかお前ほんと木ぃ好きなのな」

「そのセリフさっきもきいた!」

「おい俊司!それは俺がキープしといたやつだぞ!!」

「和也のものは俺のもの。俺のものは俺のもの。」

「おい!!ジャイアンがここにいる!!リアルジャイアンがここにいる!!」

「健太!!お前がそんな無慈悲な奴だったとは思わなかったぞ!!」

「俺だって金は欲しい」


そんなカオスな会話を繰り広げるパンサーを見て北の奴らが


「逃げろおおぉおおぉぉぉぉおおおおおおお!!!!!」

「金取られんぞ!!!!!」


泣きそうな…、
いやもう泣きながら死に物狂いで北の方角へ走り出す。
きっと察しのいいバジリスクはとっくに撤退したのだろう。
ここに残ったのは逃げ遅れた残党だ


「深追いはするな!」


総長のよく通る声が響き、龍神連合はその場に留まった。



あのチーム以外は。