紅蓮の炎


「つーかここ金属類しかねぇのかよ!木製バットも使えよ!そしたら木製バットをこよなく愛する俺が息の根を止めてやるのに!」

「お前ほんと木ぃ好きなのね、」

「あたり前だろ!檜風呂とか最強だぞ!」

「あれ使い続けとったら絶対匂いなくなるて思う俺」

「禿同」

「me too」

「同感」

「同意」

「御意」

「意味わかんねぇーよ」

「いや語呂的にいいかと思ってね」

「知らねぇし」


ケラケラ笑いながらパンサー数人が話している。
そこには大悟も混じっている。
最前線はまだ持ちこたえている
俺は困惑している


「いやいや、そうじゃなくただな」


そこでやっと、ストッパーとなりそうな梁田健太が来た。


「お前らな、応援に来たんだから…」

「お、そやったそやった」

「おい大悟~、なに忘れてんだよぉ」

「そうだぞ~」

「よぉ言うわ、お前らもやん」

「俺ちゃんと趣味悪いって言ったもん」

「男がもんとか言うな!可愛くない!」

「うるせぇ!!」

「つーかそもそも佐助が檜風呂の話するから変な方向行ったんじゃん」

「檜風呂を悪く言うな!」

「お前のことだよ!!」

「だからな、お前ら、頼むから状況をみろ」


健太が疲れたようにそう言って、やっと一人


「あぁ、そうだった。
もぉー!武器使うならちゃんと武器つかいなさいっ」

「自分なにキャラやねん」

「おかん!」

「しらんがなぁ」


つまりはそういうことなのだろう。