そう思いながら、 あたしは黒先 李斗を見つめた。 「あ?誰だてめぇ」 不良が黒崎に食ってかかる。 「お前こそ誰だよ。道塞いでんの分かんねぇの?」 うわ、こいつ強…。不良相手にまともにしゃべってる…。 「んだとコラ、なめた口聞いてんじゃねーよ!!」 それにキレた不良が腕を振り上げた。 危ないっ!