「まあな、ここなら誰も来ねえだろ?」 まあ、そうだけど。 「なあ、玲。」 「な、何?」 突然名前を呼ばれたから、ドキッとした。 「ここに寝てみろよ。気持ちいぜ?」 そういって、ぽんぽんと自分の横を叩く黒崎。 少しためらったけど、 あたしも黒崎の隣に寝そべった。 仰向けに寝転ぶと、綺麗な青空が視界いっぱいに広がった。