驚いて、ぼーっとそいつを見ていると ばちりと視線がぶつかり、あたしの方に近寄ってきた。 「大丈夫か?お前」 声を掛けられてハッとする。 「え?あ、うん。…ありがとう。」 とりあえず、お礼はしなくちゃね。 「まあ、いいけど。朝から大変だな」 苦笑いしながら黒崎が言った。