丘の上で、仰向けとなって寝そべり、武器を横に奥と、流れる雲を目で追って笑う。
「リオン達って本当馬鹿だね。なんで手合わせでこんなに力を使うのかな〜」
「なんでだろうな。ヤンクスを見て、何故だか身体の中で燃えたんだよ」
「そぅそぅ、最初のやり合いでリオンが出来る奴ってわかった時には、身体の猛りが止まらなかったんだよ」
「そういうのは好きにしていいが…、試験に影響させるな。
失格となれば責任をとってもらうからな」
「分かってるよ、そんなへまはしないがな」
結局、リルとメイリンは見ていただけでその日を過ごした。
爆発によって、服はところどころちぎれている。やはり手加減はしているだろうが、互いに最高の技を繰り出したに見える。
帝都ベランドゥーダで別れると、リオンはヤンクスの部屋を尋ね、能力についてもう少し聞く。
「あ、そうだ。別れた後で目覚めたら危ないから言っておくな。
能力が解放したら、必ず鍵を閉めろ。下手したら力尽きて気を失い、消滅するからな」
「そうなのか…、消滅っていうのは存在が消えるということだよな?
ということは、一日の能力使用にも制限があるんだな…」
心の鍵は能力の覚醒に必須なもの。能力を扱い慣れなければ、時間は延びない。
長い人はそれでも三十分。それ以上使えば命の光は肉体を崩す。
「色々と知れたよ。ヤンクス、ありがとう」
明日は二次試験、どういう内容になるか…。
そして闇は蠢く…。
「リオン達って本当馬鹿だね。なんで手合わせでこんなに力を使うのかな〜」
「なんでだろうな。ヤンクスを見て、何故だか身体の中で燃えたんだよ」
「そぅそぅ、最初のやり合いでリオンが出来る奴ってわかった時には、身体の猛りが止まらなかったんだよ」
「そういうのは好きにしていいが…、試験に影響させるな。
失格となれば責任をとってもらうからな」
「分かってるよ、そんなへまはしないがな」
結局、リルとメイリンは見ていただけでその日を過ごした。
爆発によって、服はところどころちぎれている。やはり手加減はしているだろうが、互いに最高の技を繰り出したに見える。
帝都ベランドゥーダで別れると、リオンはヤンクスの部屋を尋ね、能力についてもう少し聞く。
「あ、そうだ。別れた後で目覚めたら危ないから言っておくな。
能力が解放したら、必ず鍵を閉めろ。下手したら力尽きて気を失い、消滅するからな」
「そうなのか…、消滅っていうのは存在が消えるということだよな?
ということは、一日の能力使用にも制限があるんだな…」
心の鍵は能力の覚醒に必須なもの。能力を扱い慣れなければ、時間は延びない。
長い人はそれでも三十分。それ以上使えば命の光は肉体を崩す。
「色々と知れたよ。ヤンクス、ありがとう」
明日は二次試験、どういう内容になるか…。
そして闇は蠢く…。

