中学2年になって
いつものように朝、波留の家に行った。
「ピンポーン」
波留が出てこない。いつもなら出てくるのに。
「ガチャ」
出てきたのは波留のお母さんだった。
「波留ならもう行っちゃったよ。」

今日は早く行っちゃったんだ。
いつもより早く。
それだけのこと。

そう思ってたのは私だけだった。

波留は2組でゆかは1組だった。
2組から出てきた波留に話しかけようとした。
2組の子と楽しそうに話してる波留。

終わりを感じた。
もう、話すことがないのかな。