笑い涙。

引き裂いたのは2011年3月11日
東日本大震災が起こった日。
岩手県で観測した震度7
内陸地方だったから津波の被害は少なかったものの、4日間の停電、3日間の断水。ライフライン全て止められてしまったのだった。余震が毎日続いて、いつ死んでもおかしくない状態だった。
そんな中でも星はきれいだった。
どんな日より、1番きれいだった。
電気がついてないからかな?
怖いからかな?

波留も同じ空を見てくれてるかな?

3月15日
安否確認と卒業式の予定を合わせるために学校に行った。
1番最初に波留のところへ行った。
「波留ー!大丈夫だった?!」
「大丈夫だよ〜!すごかったよね…」
いつものような会話をした。
「ねぇ、ゆか。もう、2年になって離れ離れになっちゃうでしょ?だから、卒業式終わって次の週、遊びに行こう!」
こんな時にって思うかもしれない。
でもこんな時だからこそ
遊ぶことに意味があった。