何年ぶりだろう。
幼なじみとは、年賀状をやり取りするぐらいのものだった。ある年の年賀状。メルアドを最近変えたこともあり、そういえば彼に教えてなかったことを思い出し何となく年賀状に書き込んだ。
数日たったある日、スマホにメールが一通届いた。
「久しぶり。元気?あのさ、近い休みの日暇?久しぶりに会えんかな。」
断る理由もなかったから承諾した。一週間後に会うことになった。小学校以来だから8年ぶり
だ。二人とも二十歳になっていた。彼は県外で
就職、私も県外の大学にかよっていた。冬休み
で帰省していた。
「久しぶり」
「…おう」
最初は、二人ともぎこちなかったが時間がたつ
につれ打ち解けて昔の話に花が咲いた。あっという間に時間がすぎた。帰り際、「また会おう
な。」と言われて私も手をふって「いいよ。」と答えた。
2月に入りバレンタインデーがきた。別に誰かにあげる予定もなかったから自分には関係無いと思っていた。すると実家の母からメールが届いた。荷物が届いたからそっちに送るとなっていた。誰からか聞いたらなんと彼からだった。中身はウサギのクッキーだった。添えられていたメッセージカードに一言。
「土産渡しそびれた。逆チョコと思うなよ。」
ウサギって。何歳やと思ってんのよ。
幼なじみとは、年賀状をやり取りするぐらいのものだった。ある年の年賀状。メルアドを最近変えたこともあり、そういえば彼に教えてなかったことを思い出し何となく年賀状に書き込んだ。
数日たったある日、スマホにメールが一通届いた。
「久しぶり。元気?あのさ、近い休みの日暇?久しぶりに会えんかな。」
断る理由もなかったから承諾した。一週間後に会うことになった。小学校以来だから8年ぶり
だ。二人とも二十歳になっていた。彼は県外で
就職、私も県外の大学にかよっていた。冬休み
で帰省していた。
「久しぶり」
「…おう」
最初は、二人ともぎこちなかったが時間がたつ
につれ打ち解けて昔の話に花が咲いた。あっという間に時間がすぎた。帰り際、「また会おう
な。」と言われて私も手をふって「いいよ。」と答えた。
2月に入りバレンタインデーがきた。別に誰かにあげる予定もなかったから自分には関係無いと思っていた。すると実家の母からメールが届いた。荷物が届いたからそっちに送るとなっていた。誰からか聞いたらなんと彼からだった。中身はウサギのクッキーだった。添えられていたメッセージカードに一言。
「土産渡しそびれた。逆チョコと思うなよ。」
ウサギって。何歳やと思ってんのよ。