女子高生~バレンタインデー~編

授業中体調が悪くなった。許可をとり保健室へ行った。

「失礼します。」

「いらっしゃい。どうしたの?」

「頭がいたくて…。」

「…そう。じゃあ座って熱はかって。」

熱をはかっていると先生が書類を見ながら話しかけてきた。  

「バレンタインだね。」

「…へ?」

「誰かにあげる予定あるの?」

「あありませんよ…。」

「…ふぅん。あっ。はかり終わったね。」

「じゃあ、上見て。ちょと目をみるから。」

そう言うと先生は頬に手をあて目を見る。温かさが伝わる。先生は、気づいてないと思ってた。私の淡い恋心になんて。次の瞬間、頬に柔らかいものがぶつかった。

「ハッピーバレンタイン。そしてお大事に。」