大樹「絵里…。いったい誰なんだ…。」

絵里「大樹…。私のことまで忘れてしまったなんて…。何で、大樹がこんな目にあっているの?」

静香「大樹は、私とデートの待ち合わせ場所に向かう最中に事故にあったみたい。」

絵里「何で、あなたはその時大樹のことを迎えに行かなかったの?あなたが迎えに行ってれば…大樹は事故に遭わなくて済んだのよ!!!」

大樹「やめろ!静香は何も悪くないんだ!それ以上攻めないでくれ!」

絵里「だって…この人大樹のこと何もわかってないのよ!? 大樹はそれでいいの?」

大樹「何もわかってなのは絵里さんのほうだよ! 他人の気持ちもわからないで、俺の気持ちなんてわかるものか!」

大樹はそう言って、私の手を握りその場を後にした。
そして、公園のベンチに座り込んで…。

大樹「静香にいやなところを見せちゃったね…。ごめんね。」

静香「ううん。平気。大樹が私のことを守ってくれたんだもん。」

私は、そっと大樹の頬にキスをした。
大樹は、涙を流して私のことを抱きしめてくれた。
そして家に着いた。