Dear:大切な君へ。


なんだそれ。




まぁ別に言いたくないんだったらいいけど。




そう思っていると、




「じゃさ!!!部活見学だけでも一緒に!!ね!!?」




と、今度は部活見学に誘ってきた。




「やだよ。部活見学なんか行ったら確実に入る流れじゃん」




勧誘されて、先輩たちの勢いに断れなくて入部する姿が目に浮かぶ。




「えー。もったいねぇ。宝の持ち腐れだよ」




全く、いいセンス持っておきながら・・・・・。




そうぶつぶつ言っていた蒼佑は、急に何か思い出したようにハッとすると、すぐにニヤッと笑った。




「・・・・・なんだよ」




俺がそういうと、




「マネージャー、かわいい子が入るって噂聞いた」




と言った。