「・・・・・すごく、言いづらいんだけど」 目の前には、気まずそうに俺と目を合わせないようにする三人。 「・・・・・なんだよ」 そんな三人に不審な目を向けながらそう言うと、 「夕美ちゃんのことで」 と小さく呟いた。 “夕美”という単語に、無意識にピクッと反応する体。 そして、今から言うことが良いことではないというのが分かった。 「なんていうか、その・・・・・」 「だから、なんだよ」 モゴモゴと、なかなか話し出さない透にイライラしだす。