「っ、夕美………夕美…………っ!!」 手紙を読み終えた俺は、その場に泣き崩れる。 ダメだ。泣くな。 泣くと夕美が悲しむ。 だけど────今日だけ。 今だけ、泣かしてくれ。 明日からまた頑張るから。 学校にも行って、勉強も頑張る。 ちゃんと夕美のとこ…………墓参りにも行く。 だから、今だけは泣かせてくれ。 「夕美………俺、も、…………愛し、てる…………っ」