だから、夕美がいなくなったりしたらどうなるかわかんねぇよ・・・・・。 「・・・・・健ちゃん」 「・・・・・ん?」 「ありがと、ね・・・・・ 愛して、る────」 ゆっくりと、目を閉じる夕美。 ピ─────。 「おい・・・・・夕美?夕美!!」 「夕美!?」 俺の叫び声を聞いて、廊下にいた夕美の両親が病室に駆け込む。