後ろの方にあるトイレへ向かう途中、 姫川先輩の席を見つけた。 その瞬間ホッとする。 だって真央の席は、前の方で、かなり距離があったから。 「有紗、大丈夫?」 姫川先輩の隣に座る友達が、心配そうにそう声をかけていたから。 あたしも姫川先輩を見る。 顔色が悪い先輩が、少し苦しそうにしていた。 「ゴメン、ちょっと酔ったのかも。大丈夫。」 そう友達に言う彼女は、とても大丈夫そうなんかじゃなくて。 どうしよう、スチュワーデスさんとか呼んできた方がいいのかな。 それとも先生に…