~楓…なんでだよ!…俺の事…忘れたのかよ…思い…出して…俺は…俺はお前の彼氏で…幼馴染みの…佐久間…翔だよ…思い出して…少しでも…俺の事…思い…だし…て…!?~

『なんなの…?すいません…なんで、泣いてるんですか?』
『母さん!母さん…楓…俺の事、忘れて…母さん!!』
『なによ…朝から…翔。なに?なんで泣いてるのよ!』
『だって…母さん…楓が俺の事、忘れた…俺の事、覚えてない…』
『楓ちゃん?叔母さんのこと、覚えてる?』
『誰…?』
『あ…あぁ…覚えてないのね…嘘…嘘って言ってちょうだい…』