~事故から、もう…何年だろう…もう最近のことも、小さい頃のことも覚えてない…~




…そして、悲劇が起きたのはこの日の朝だった

『楓~おはよー…』
『誰…ですか?』
『はぁ?楓なにいって…』
『誰…?誰なの…?』
『嘘だろ?楓…嘘って言えよ…俺はお前の彼氏で…』

~なんで…目の前の人は泣いているの?~
誰…?誰だっけ…