私は…あの時笑っていられたかな…
私の事…皆覚えていてくれてるかな…

高校2年の夏。
私、西村 楓は…好きな人が出来たのだ。
でも、私は恋なんて出来るわけない。それにも理由がある…それは…

中学3年の秋に悲劇が訪れたのだ。
教室で本を読んでいた私。
そこに、話しかけてきたのは幼馴染みの、佐久間翔だった。