「高木〜!!!!飲んでる?」 「萩本…お前飲みすぎ」 酎ハイ片手に近寄るあたしに、高木は言う。 まだそんなに酔ってないのに。 ただ単にあんたに近付きたくて酔った振りしてたのに。 あたしは心の中でぶつぶつ文句を言う。 黙り込んだあたしに高木は呆れたように笑い、烏龍茶を差し出す。 「これで我慢しろ」 その笑顔はすごく可愛くて。 あたしはまたあんたに惚れ直したんだ。