想いと勇気とチョコレート


「バカとはなによ~」

 にこにこ笑ってる琉梨ちゃん


 応援……してくれてるんだよね?

「……ありがと、琉梨ちゃん」

 聞こえるか聞こえないかくらいの小声でそう伝えた

 それが聞こえたからなのかは分からないけど……


 琉梨ちゃんは満面の笑みを見せてくれた




「じゃこのままこのノリで大槻に渡しちゃおうか!」

「……え?」


 琉梨ちゃんの指さす方を見ると……











 目の前に大槻の家がありました