<<コイチゴが書いてみたよ★>>
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「桃香!」
柚樹くんとの帰り道、うしろから私を呼ぶ声が聞こえて、ドキリとした。
この声は……。
おそるおそる振り返ると、そこにいたのは、金髪で長身の男。
イケメンだけど、学ランをだらしなく着崩していて、見るからに不良ってことがわかる。
「来夢(らいむ)……」
「桃香、知り合い?」
柚樹くんがびっくりして、私にたずねる。
それに答える前に……その男、甘宮(あまみや)来夢が、まくしたてるように言った。
「桃香! 頼むから、甘王に戻ってきてくれよ! お前が副リーダーをやめてから、チームはぐちゃぐちゃだ」
「来夢、やめて! 言わないで!」
隠してた過去が、バレちゃう……!
「甘王って、不良チームの……?」
柚樹くんが、怪訝そうな顔で言う。
もう、だめだと思った。
柚樹くんにバレちゃったよね、私の過去。
そう、私は……日本一強い不良チーム・甘王の、副リーダーだったんだ。
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「桃香!」
柚樹くんとの帰り道、うしろから私を呼ぶ声が聞こえて、ドキリとした。
この声は……。
おそるおそる振り返ると、そこにいたのは、金髪で長身の男。
イケメンだけど、学ランをだらしなく着崩していて、見るからに不良ってことがわかる。
「来夢(らいむ)……」
「桃香、知り合い?」
柚樹くんがびっくりして、私にたずねる。
それに答える前に……その男、甘宮(あまみや)来夢が、まくしたてるように言った。
「桃香! 頼むから、甘王に戻ってきてくれよ! お前が副リーダーをやめてから、チームはぐちゃぐちゃだ」
「来夢、やめて! 言わないで!」
隠してた過去が、バレちゃう……!
「甘王って、不良チームの……?」
柚樹くんが、怪訝そうな顔で言う。
もう、だめだと思った。
柚樹くんにバレちゃったよね、私の過去。
そう、私は……日本一強い不良チーム・甘王の、副リーダーだったんだ。
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