ハジメテノキモチ【短篇】



帰ったら、押入れにある宝箱を開けてみよう……

そう、思った。

昔描いためちゃくちゃな文章達。

だけどそれを見たらもっと思い出せるかもしれない。





初めて書いた頃の気持ち――




そしてそれが思い出せたらきっと。

僕はきっと抜け出せる。

今度の作品は上条さんも笑ってくれるかな?

初めて会ったときのように……




僕はちゃんと持っている。

好きでがむしゃらで楽しくてたまらない気持ち。

だけどちょっと忘れていただけだから……