わずかに露出された皮膚に当たる陽光に、刺すような感覚さえ伴う熱さを感じて空を仰ぎ見る。

どんよりと重い気持ちと裏腹に、鮮やかな青はまぶしいほどの明るさに満ちていて……それが余計に沈んだ気持ちに拍車をかけた。

肩にかけたショルダーバッグがやけに重い。

歩きつづけるうちにじわりと滲む汗に、もう夏が近いのだなと思うと、急に喉の渇きを覚えて足を止めた。

見回すと、近くにジュースの自動販売機が目に入り、少し先に公園があることに気がついた。

迷うことなく炭酸飲料水のボタンを押す。

身体中にまとわりつく倦怠感に……とにかく腰を降ろして休みたかった。