そんな志乃の顔を見ていると、だんだんと昨日のことを思い出して涙目になる私。 「も〜〜、聞いてよ!!」 半泣き状態で志乃に抱きついて昨日の放課後の出来事を話す。 ────... ──... 「秋斗はさー、甘いの好きじゃなさそうだよね?」 放課後。 二人で歩いて帰りながら私は秋斗にそう聞く。 すると秋斗はチラリとこちらに視線を向けたあと、 「………そうだが」 と呟いた。