あ、あれ? 「さ、颯輝?颯輝さーん?」 ポンポン、と背中を叩いてみても反応ナシ。 これは………酔っ払って寝ちゃったパターンですか。 そう思うと体に入ってた力が一気に抜ける。 「………ふふっ、颯輝お酒弱かったのかー」 ツン、と颯輝の頬をつつくと 「ん…………」 と言って顔をしかめた。 それにしても………お、重たい。 私の上にのしかかる颯輝を、どうにかこうにか動かそうとしてみるけどびくともしない。