○○彼氏。~バレンタイン編~


「あー、はいはい。なるほどね。いいよ、楽しみにしとくから」




「なななっ、何言ってんの」




未だ怪しい笑みを浮かべたままの龍一。




「ち、違うから!!龍一の考えてること全っ然、これっぽっちも当たってないから!!」




親指と人差し指で小さな隙間を作り龍一に見せる。




「わかったわかった。知らないふりしといてやるよ」




「うん!!そうして!!じゃ!!」




そういって龍一の席をあとにする。