あたしも自分の唇についたチョコを舐めようとした時、




「ストップ」




と、龍一が口を開き、そのままあたしの唇を舐めた。




「な、な、なっ!!?」




「だって、これ俺のチョコだろ?」




そう言って、いたずらっぽく笑った龍一。




そんな龍一に、顔が真っ赤になるあたし。




「残りも口移し、してくれる?」




「や、やんない!!」




―肉食彼氏。完―